意外と知られていない?そもそも血圧ってどんな働きをしているの?【1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法】

血圧とは血液が血管を流れるときに生じる圧力のこと

圧とは「血液の流れが血管(動脈)に及ぼす圧力」のことです。血流が血管壁(血管の内側の壁)を押す力、と言い換えてもいいでしょう。心臓から送り出された血液は動脈を通じて全身の細胞へ酸素や栄養を届け、細胞からは老廃物などを回収しつつ、静脈を通って心臓に戻ってきます。重力に逆らって血液をまんべんなく循環させられるのは、血圧があるからこそといえるのです。

体じゅうに血液をめぐらせるため、心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返します。心臓が収縮して血液を送り出すときの血圧値が「収縮期血圧(最高血圧)」、みなさんが「上の血圧」と呼んでいるものです。逆に心臓が拡張して血液をため込もうとするときの数値は「拡張期血圧(最低血圧)」、いわゆる「下の血圧」です。

血圧はめまぐるしく変化します。急ぎ足で歩いたり、不安や恐怖を感じたりすると心臓がドキドキしますね。これは心臓が脳や筋肉へ十分な酸素や栄養を供給しようとポンプ能力を上げるためで、それに伴って血圧も上昇します。1日の中でも朝は高めで睡眠中は最も低くなるのが自然です。たとえ一時的に上がっても、元に戻れば何も問題はありません。

血圧値を表す「mmHg」という単位は、現代の電子式血圧計ではなく、水銀式が主流の時代に定められたもの。「Hg」は水銀の元素記号で、計測器の水銀の柱を押し上げる力で血圧を測定していました。

出典:『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』

【書誌情報】
『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
監修:加藤 雅俊

いまや現代病とも言われ、高血圧患者はおよそ4300万人いるとも言われています。血圧は健康診断などで指摘されても、すぐに病気になったり状が現れるわけではないため、放置したり、降圧剤を飲んで数値を改善している人も多いのではないでしょうか。降圧剤に関しては数値が下がっても飲まないと元に戻ってしまったり、予防としても一生涯飲み続けることになる場合が多く、医療費がかかったり、通院にはそれなりの時間もかかります。そんな高血圧に悩む人たちに向けて、本書では血圧本で数々のベストセラーを出している著者による、“薬いらず”“減塩なし”で、誰でも簡単にできる血圧がみるみる下がっていく“最強1週間プログラム”を紹介します。血圧が高くなる原因には『身体』と『心』の二つがあるため、まずは自分の血圧はどちらが原因で高くなっているのか簡易チェック!その上で、肺から血圧にアプローチする『胸郭ストレッチ』、押すだけで10以上下がる『降圧ツボ』、心も体も整う『加藤式呼吸法』など、時間もかからず誰でも即できるのに、驚くほど効果がある方法を毎日取り入れやすい1週間プログラムにして紹介します。さらに一回下がっても元に戻らないために、しっかり正常な血圧を維持していくプログラムも紹介。 高血圧で薬をやめたい方、薬を飲むか迷っている方、減塩せずに食事を楽しみたい方など、高血圧に悩んでいる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

© 株式会社日本文芸社