ネコがこたつで丸くなる時代は終わり…これからは畳で丸くなる?ペット用暖房畳が好評との噂

ネコがこたつで丸くなる時代が終わりを迎えるかもしれない。

京都府与謝野町明石の「畳工房ヨシオカ」の社長吉岡芳憲さん(73)がペット用暖房畳「にゃんもナイト」を開発した。一辺40cmから一畳分までオーダーでき、六角形やハート形にも仕上げられる。

ペット用暖房畳「にゃんもナイト」。畳の上に乗っているのはぬいぐるみ=与謝野町明石・畳工房ヨシオカ

3年前、薄型の面状ヒーターを仕込んだ畳を製品化した吉岡さん。犬を飼っている知人から「ペット用ホットカーペットは傷みやすい」と相談を受け、猫や犬が寝転べるサイズにした新商品のアイデアがひらめいた。

表面は抗菌加工のビニール製で、引っかいたり水をかぶったりしても故障せず、洗浄もできる。イグサや和紙、樹脂の畳表も選べる。低温やけどをしないよう温度は30度前後に保たれ、1日8~10時間使用しても電気代は月約60円という。

昨年11月の発売以降、購入した人から「心地よさそうにしてずっと動かなくなる」との感想が寄せられている。価格は2万8千円から。大切な「家族」と冬を過ごすためなら1台あってもよいのでは。

(まいどなニュース/京都新聞)

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