「素晴らしい気分。本当に満足」アーセナル指揮官、劇的8連勝&首位浮上に手応え十分!リバプールvsマンCは高みの見物?

現地時間3月9日に開催されたプレミアリーグ第28節で、3位のアーセナルは15位のブレントフォードとホームで対戦。ふくらはぎの問題を抱える冨安健洋は、この日も欠場したなか、2-1でリーグ戦8連勝を達成し、暫定首位に浮上した。

好調のアーセナルは、19分にデクラン・ライスが幸先良く先制点を奪った後、45+4分に久々に先発したGKアーロン・ラムズデールのミスで、同点に追いつかれる。それでも猛攻を続けるなか、86分にカイ・ハバーツがヘッドで叩き込み、土壇場で決勝点を挙げた。

ミケル・アルテタ監督は手応え十分の様子だ。クラブ公式サイトによれば、試合後の会見で「素晴らしい気分だ。パフォーマンス、成熟度、感情のコントロール、困難の克服方法に本当に満足している」と誇らしげにコメント。そのうえで、「8連勝するために必要だった要素」をこう語った。

「このリーグで多くの試合に勝つために必要な資質や、それを達成するための方法はたくさんある。それは例えば一貫性であり、満足せず、もっとやりたいという意欲だ。また、試合ごとにプロセスやストーリーが異なるなかで、様々な状況への対応力が必要だ。今日、チームは違ったものを見せられた」

【動画】劇的な形で8連勝!痺れる決勝点をチェック
10日に、今節前の時点で首位のリバプールと2位のマンチェスター・シティが激突する。優勝を争うライバルクラブの直接対決は必見だが、指揮官は同日の他3試合も心待ちにしているようだ。

「その試合(リバプール対シティ)だけでなく、3つの素晴らしい試合を楽しむつもりだ。明日はポルト戦の準備に取り掛かったうえで、自分たちが置かれている立場と、この素晴らしいリーグの一員である重みを感じたい。そうやって試合を見るよ」

アルテタ体制5年目でビッグタイトルを目ざすアーセナルは、12日にチャンピオンズリーグのラウンド16第2レグでポルトと対戦。その後、しばらく間を挟み、31日にプレミアリーグ4連覇を阻止すべくシティと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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