「中国代表がボールを扱えない理由は簡単だ」元マンCの中国伝説DF、衰退する母国の現状に苦言「このままなら格差はさらに大きくなる」

中国サッカー界のレジェンドが、母国の現状を憂いた。

2002年大会以来ワールドカップに出場していない中国代表は、先のアジアカップでも、2分け1敗、1ゴールも挙げられずにグループステージで敗退。FIFAランキングでもアジア内13位の88位と低迷している。

そんななか、マンチェスター・シティでもプレーした元中国代表DFのスン・チーハイ氏が母国のサッカーについて言及した。中国メディア『Zhibo.com』の発言を韓国の『OSEN』が伝えている。

「私がプレミアリーグでプレーできたのは、安い移籍金のおかげだった」と謙遜した同氏は、後輩たちの技術不足を指摘した

「中国代表がボールを正しく扱えない理由は簡単だ。卓越した技術はないのだから、スキルとディテールが必要になる。だが、中国の選手たちはそれがないから、格差がはっきり現われるのだ」

【PHOTO】初々しくキュートに決めポーズ!アジアカップを戦うU-20日本女子代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
中国代表で80キャップを誇る46歳は「ディテールと練習は突然学べるものではなく、幼少期からしなければならない部分だ。もし、しなかったら大人になるとさらに格差が明らかに現れる」と続け、こう警鐘を鳴らしている。

「このままなら格差はさらに大きくなるだろう」

育成年代の指導で後れをとっていると感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社