京都市中京区の結婚式場が、犬と一緒にできる結婚式を手がけ、好評を博している。犬を家族同然と考える人が増える中、人生の節目を犬とともに記憶に残したい人は多い。今後もニーズが見込めそうだという。
展開しているのは「ザ・オークガーデン」。2022年に始め、これまでに約20件の利用があった。
子どもが指輪を運ぶ「リングボーイ・ガール」役をオープンカーに乗った犬が担ったり、犬と一緒の写真を撮影したりできる。
犬用の食事が用意され、ペットシーツも完備。犬への対応をよく知ったスタッフが担当するなどし、利用者の反応も上々という。
ペット葬祭などのサンセルモ（東京都）が23年に行った調査によると、ペットを家族と全く同等、ほぼ同等の存在と考える人は約73％に達した。
丸山準矢支配人は「家族である犬と、一生に一度の記憶に残る結婚式をしたい方々の利用が多い」と話す。その上で「結婚式を挙げないカップルも増える中、結婚式をしようと考えるきっかけにもしたい」としている。
（まいどなニュース／京都新聞）
