2月以降失速のユヴェントス、アッレグリ監督が「当面の目標は達成された」とコメント 若手選手の起用にも言及

写真:ユヴェントスの監督を務めるアッレグリ

ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督がシーズン後半戦に入ってからの失速と若手選手の起用に関して語った。イタリアメディア『TUTTO mercatoweb』が報じている。

現在セリエAで2位に位置しているユヴェントスは、2月以降失速している。ここ5試合で1勝1分3敗と成績を残せておらず、27節終了時点で首位インテルと勝ち点差を「15」に離され、インテルのスクデット獲得が濃厚となった。

最近のチームの調子の悪さを指摘されたアッレグリ監督は、自身の見解を以下のように語った。

「心配はしていないが、途中でポイントを落としてしまったのは残念だ。最初の目標は、可能な限り最高なコンディションで3月を迎えることだった」

「我々は現在2位で、トップ4を争っている。そしてコッパ・イタリアでは準決勝に進出しており、当面の目標は達成された。残りリーグ戦11試合とカップ戦2試合で、ベストを尽くす必要がある」

財政上の問題を抱えているユヴェントスは、昨夏にティモシー・ウェアを、今冬にチアゴ・ジャロとレンタル移籍でカルロス・アルカラスの獲得にとどまっている。補強に多額の資金を使う余裕のない中、ケナン・ユルティズ、サミュエル・イリング=ジュニオール、ファビオ・ミレッティなど若手選手が起用さている。

若手選手の起用に関してアッレグリ監督は「今では世代交代が進み、チームの平均年齢も下がった。この道筋はクラブの要求を満たす持続可能なものだ」と語り、以下のように続けた。

「ユヴェントスには重要な試合に出場すべき選手がおり、2~4年後にはニコロ・ファジョーリ、ミレッティ、ユルティズ、イリングがそうなるだろう」

「ドゥシャン・ヴラホヴィッチとアンドレア・カンビアーゾは2000年生まれで、試合に出場しなければならないし、それが成長する唯一の方法だ。ユヴェントスには重要な未来があると信じている」

ユヴェントスは現地時間3月10日、6位アタランタとの試合を控えている。

© 株式会社SPOTV JAPAN