開幕目前のドジャースに暗雲!? 先発陣に負傷者多数、ローテ入り期待の有望株右腕も負傷者リスト入り!「不確定要素はまだある」と現地メディア

3月20日に2024年シーズン開幕日を迎える、ロサンゼルス・ドジャースの先発投手陣について新たなニュースが流れている。現地時間3月9日、24歳の右腕エメット・シーハンが負傷者リスト入りとなったと、デーブ・ロバーツ監督より発表された。

先発ローテーションの一角として期待されていたシーハンは、右肩痛を抱えていたとして開幕には間に合わない見込みだという。ルーキーイヤーだった昨季は6月にメジャー初昇格を果たし、4勝をマークしている。

今季のドジャースは、NPBから鳴り物入りで移籍を果たした山本由伸をはじめ、ピッチングスタッフも豪華なタレントを揃える。だが、トミー・ジョン手術からのマウンドを目指すウォーカー・ビューラーや、昨年秋に肩を治療しているクイントン・カーショウ、同じくリハビリ明けとなるダスティン・メイらも、本格復帰がシーズン中となることが確実視されている。シーハンの負傷者リスト入りにより、その陣容を不安視する声はさらに膨らむこととなった。

今後、シーズンに向け、いかなる顔ぶれでドジャースのローテーションが組まれるのか。有望株投手の離脱というニュースを受け、米メディア『CLUTCH POINTS』も関心を寄せている。

3月10日配信の記事において、「24歳のシーハンは2023年にMLBデビューを果たし、13試合に出場し防御率4.92という成績を残した(先発11試合)。最終的な成績は理想的ではなかったが、シーハンは印象的な試合を数多く見せた」と振り返る同メディアは、「では、ヨシノブ・ヤマモト、タイラー・グラスノー、ボビー・ミラーとともにドジャースのローテーションに加わるのは誰か?」と先発陣の再構築について言及している。

その上で、「ギャビン・ストーンとマイケル・グローブが選択肢だ。ただし、グローブはリリーフとしてチームに加わることになるかもしれない」と若手2人に加え、さらに「LAがオフに契約したジェームス・パクストンもローテーション候補だ」と昨季7勝を挙げた新加入ベテラン左腕の名前も挙げた。

同メディアは「ドジャースにはまだ成功を収めるだけの十分な層がある」と評しながらも、「しかし、シーハンの怪我は彼にとってもロサンゼルスにとっても不運だ。ドジャースはローテーションの最後尾に彼の存在があれば恩恵を受けただろう」と指摘。

また「シーズンが始まれば、ロサンゼルスの5人ローテーションが最終的にどうなるかは興味深い。ドジャースはワールドシリーズ優勝候補の一角かもしれないが、スプリング・トレーニングが続く中、まだ不確定要素を抱えている」と見解を示し、今後を見通している。

すでに、開幕日まで2週間を切っているドジャース。果たしてどのような先発投手を並べ、2024年シーズン序盤の戦いに臨むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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