レスリング、幼稚園児から高校生まで熱戦 京都・舞鶴市で初の大会

保護者らが観戦する中、真剣に試合をする舞鶴レスリングクラブの子どもたち(舞鶴市上安久・舞鶴文化公園体育館)

 「舞鶴レスリング大会」がこのほど、舞鶴文化公園体育館(京都府舞鶴市上安久)で初めて開かれた。幼稚園児から高校生までの選手35人が、近年、国内外で活躍する同市出身の選手に続こうと、熱戦を繰り広げた。 

 同市では2015年のインターハイで会場となって以来、レスリング競技が盛んで、U17世界選手権で2連覇している内田颯夏さん(JOCエリートアカデミー)らを輩出している。

 大会は市レスリング協会の主催で、舞鶴レスリングクラブと日星高(同市上安久)レスリング部の所属選手が参加。体重などで8グループに分かれ、リーグ戦もしくはトーナメント形式で争った。

 保護者らが観戦する中、選手らは鋭いタックルを決めたり、粘り強く寝技をかけるなど、真剣に試合に臨んでいた。高校生中心のグループで優勝した日星高1年の内田柊花さんも「いつものスパークリングとは緊張感が異なり、新鮮だった」と話した。

 五輪メダリストなど多くの有力選手を育てた同協会の三村和人副会長は「選手たちは自分の力以上のものを出せていた。次の大会に向けて良い経験になったはず」と、選手の今後の活躍に期待を示した。

 大会は、来年以降も毎年実施する予定だという。

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