「僕もいつか去るけど…」 クロップ退任はサラー去就に影響せず! 監督の決断知った当時も回想

[写真:Getty Images]

リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーにとっても、監督交代は予想だにしない出来事だったようだ。

2015年10月に指揮を執り始めてから、数々のタイトルとともにチームをトップシーンに返り咲かせるユルゲン・クロップ監督。今季もカラバオカップを制し、プレミアリーグをはじめ、ヨーロッパリーグとFAカップでもタイトルチャンスを残すが、このシーズンをもっての退任を決断した。

この決断が選手の去就に影響を及ぼす可能性が取り沙汰されたりもするが、リバプールのエースはイギリス『スカイ・スポーツ』でリバプールOBのジェイミー・キャラガー氏からそれを問われると、「ノー」ときっぱり否定した。

「それも人生というもので、あらゆるものは移り変わる。これまでも重要な選手たちが去っていった。監督だってクラブにとってとても重要な人物だけど、退任する。僕もいつかクラブを去ることになるだろうけど、(クロップ退任の退任が自分の去就に影響することは)ないよ」

また、クロップ監督の退任を知った当時を「普段は10時30分に会議なんてやらない。10時30分は出勤時間だからね」と振り返り、監督から退任の旨を告げられるまでの流れを明らかにしている。

「いつもは10時30分に集まって、12時からトレーニングをやるんだけど、その日は10時30分に会議があると言われた。僕は『えっ?』と思ったよ。あのとき、監督の代理人も練習場にいたし、『彼は契約を更新したのか』と思った。でも、会議の5分前にヴィルヒル(・ファン・ダイク)から『会議の内容を知っているか?』って聞かれて、『ノー』と返したんだ」

「そうしたら、彼から『監督が辞める』って言われた。だから、『本当に監督が辞めるの? 本気で言っているのか? どうしてだ?』って言うと、彼から『わからない』って言われたんだ。その後、監督が来て、それを告げられた。それまで誰も知らなかったし、変な感じがしたよ。メディアでも何もなかったしね。彼は僕らにその準備さえ許さず、ただ告げてきたんだ」

「僕らにとっても、クラブにとっても、とても奇妙な一日だった」

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