激戦州ジョージアでトランプ・バイデン両氏が集会、互いを非難

James Oliphant Nandita Bose

[ジョージア州ローマ 9日 ロイター] - バイデン米大統領とトランプ氏は9日、11月の大統領選での激戦が予想されるジョージア州でそれぞれ集会を開いた。

トランプ氏は2020年の大統領選で結果を覆そうとしたとしてジョージア州で起訴されている。自身はでっちあげられた被害者と主張し、同州検事のファニ・ウィリス氏がバイデン政権と共謀していると非難した。

一方、バイデン氏はトランプ氏が右派のナショナリストとされるハンガリーのオルバン首相とフロリダ州の私邸で会談したことに触れ、「世界中の独裁者と権威主義者にへつらっている」と糾弾した。

ジョージアは前回の大統領選で大接戦の末にバイデン氏が勝利した州。また、敗北を覆すために組織的な不正を働いたとしてトランプ氏が起訴された地でもある。

ただバイデン氏も追い風に乗っている訳ではなく、この日の集会でもガザ紛争でのイスラエル支持に抗議する民主党員が退場させられる場面があった。

トランプ氏はこの日も演説の多くを国境問題に割いた。ジョージア州で先月女子学生がベネズエラからの不法移民に殺害された件に触れ、バイデン氏を非難した。

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