やまぬ『ちびまる子ちゃん』TARAKOさんロス「最後のエピソード」放送決定に「泣きながら見そう」

1990年6月、本誌に登場してくれたTARAKOさん

「胸つまる『何だい?まる子』言えなくて 友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句」

アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)のテレビ放送がスタートした1990年から、主人公「まる子」の声を演じてきたTARAKOさんが、3月4日に亡くなった。おじいちゃん・友蔵役の声優である島田敏は、作品中のオチで詠む俳句の形で、冒頭の惜別コメントを寄せた。17文字では到底、収まりきらない悲しみが、そこにはあふれている。

ほかの共演者からも悲しみのコメントが発表された。お父さん・ひろし役の屋良有作は「もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます」、お母さん・すみれ役の一龍斎貞友は「いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません」、おばあちゃん・こたけ役の佐々木優子も「こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて…… そこだけは親不孝者だよ、まる子や……」、お姉ちゃん・さきこ役の豊嶋真千子は「『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』」など、突然の別れを受け止めきれていない言葉がつむがれていた。

こうしたなか、フジテレビは今後の放映スケジュールを発表した。

「TARAKOさんが出演されている最後のエピソード『まる子、水の味がわかる?』の巻は、3月24日に1時間で放送されます。それまでの10日、17日は過去に放送した作品を改めて放送すると発表しています。また、後任の声優や後任による放送開始時期については対応を検討中だそうです」(芸能記者)

「最後のエピソード」という言葉に、TARAKOさんが亡くなった事実をあらためて突きつけられるが、SNSにもファンの寂しさが広がっている。

《24日、泣きながらみそう》

《TARAKOさんが「ちびまる子ちゃん」に出演する最後のエピソード。 考えただけでつらい…》

《最後のエピソードって見出しを見て、心臓がドクっとした》

アニメのなかで歴代2位の視聴率を記録した「ちびまる子ちゃん」。《3月24日のちびまる子ちゃん1時間スペシャルはエンディングにおどるぽんぽこりん持ってきそう》と、SNSでは同じく社会現象となった大ヒットテーマ曲についてふれる声もあった。

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