西村優菜は納得の締めくくり 最終ラウンドのアンダーを継続

最終ラウンドに伸ばして4日間を終えた西村優菜(Zhizhao Wu/Getty Images)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 最終日(10日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

35位スタートの西村優菜は6バーディ、1ボギーの「67」と5つ伸ばし、通算6アンダーの21位に順位を上げて4日間を終えた。

昨季後半から、最終ラウンドの好スコアが際立つ。これで昨年9月「NW アーカンソー選手権」から10試合連続で60台をマークし、最後の18ホールにスコアを伸ばすスタイルを今週も継続。中継局WOWOWのインタビューに「最後にいいラウンドができて良かった」と笑顔で答えた。

「ショットもパットも自分の狙いどころに打てた」という前半インに4バーディを集中させた。前日にダブルボギーをたたいた出だしの10番では、約7mを流し込みバーディ発進。「ピン(位置)がきのうよりも簡単で、まだ狙えるところにあった。風もなかったので、5番ウッドでいいショットが打てた」と自賛する滑り出しで弾みをつけた。

後半アウトは1つ伸ばすにとどまったが、「とにかく耐えて。外してもココなら大丈夫、と考えながらできたのが良かった」という、想定通りのマネジメントには納得の内容。最終9番は段下から約10mのバーディパットが惜しくもカップに蹴られたが、思わず漏れた笑顔でグリーンを降りた。

次戦は一週間のオープンウィークを挟み、3月21日に米国で開催する「ファーヒルズ朴セリ選手権」(カリフォルニア州・パロスバーデスGC)に出場予定。西村にとっては昨年11月の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」以来、今季初めて米本土での大会を迎える。「久しぶりの本土なので楽しみ。日本に帰ってしっかり休んで、またいい調整をして入れるようにしたい」。前年は43位で終えた一戦に向けて準備を整える。

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