中国の乗用車小売販売台数、2月は21%減

中国の乗用車小売販売台数、2月は21%減

重慶市沙坪壩区の重慶鉄道通関地で通関を待つ車。(資料写真、小型無人機から、重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社北京3月10日】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)が8日に発表した2月の乗用車小売販売台数は前年同月比21.0%減の109万5千台となった。うち、自主ブランドは13.0%減の62万台、主要合弁ブランドは31.0%減の33万台、高級ブランドは21.0%減の16万台。1~2月の合計は前年同期比17.0%増の313万3千台だった。

 CPCAによると、一部の需要が1月に先食いされ、春節(旧正月、今年は2月10日)前の販売に影響を与えたことや、春節明けに起きた価格競争の激化を受けて様子見ムードが広がったこと、3月に政策の発表が予想されていることなどは、いずれも販売台数の減少につながった。

 コンプリートノックダウン(CKD)方式を含む2月の乗用車輸出台数は18.0%増の29万8千台。新エネルギー車(NEV)は輸出台数の26.4%を占め、割合は前年同月から4.6ポイント低下した。輸出の輸送力が増強されるにつれて、自主ブランドの輸出は28.0%増の24万8千台に達した。合弁・高級ブランドは15.0%減の5万台だった。

 新エネ乗用車は、2月の生産台数が17.7%減の42万6千台で、卸売販売台数が9.7%減の44万7千台、小売販売台数が11.6%減の38万8千台だった。輸出台数は0.1%増の7万9千台となった。

© 新華社