3月10日は「美都の日」 大迫力の石見神楽で美都町をPR 島根県益田市

「恵比須」を披露する丸茂神楽社中=益田市美都町宇津川、美都温泉湯元館

 数字の語呂合わせで益田市美都町をPRする3(み)10(と)の日の10日、同町宇津川の美都温泉湯元館大広間で「美都の日神楽まつり」があり、約400人が町内4団体による迫力の舞を楽しんだ。

 丸茂神楽社中が湯元館に提案するとともに三谷神楽社中、三谷神楽キッズ、都茂子ども神楽団に声がけし初開催。丸茂神楽社中の大谷真登代表(38)は「美都を盛り上げようと企画した」と話す。

 計5演目を上演。都茂子ども神楽団の「八幡」で幕開けし、日本武尊の東征を描いた丸茂神楽社中の「東大和(やまと)」では、舞い手4人がスピード感のある舞を披露した。同町都茂の会社員西田勝則さん(67)は「全演目で短縮がなく、堪能できた」と話した。

 もともと入浴料を値下げするなどして美都の日をPRしてきた、湯元館の篠原利幸館長(55)は「地元の神楽社中が美都温泉を盛り上げてくれて感謝している」と話した。

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