中国・広州市の中心部で「空飛ぶクルマ」が初飛行

中国・広州市の中心部で「空飛ぶクルマ」が初飛行

 【新華社広州3月10日】中国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車傘下の広東匯天航空航天科技(小鵬匯天)が開発した空飛ぶクルマ「旅航者X2」が8日、広東省広州市のビジネスエリアで低空飛行に成功し、将来の空中交通や低空観光など経済効果が期待される場面での普及に向けて経験を蓄積した。広州空港経済区管理委員会の主導の下、機体は自動運転モードで同市のシンボル、広州タワーに向かって飛行。広東省博物館や花城広場などのランドマークも通過した。

 中国ではここ数年、低空空域を活動範囲とする産業が「低空経済」を飛躍的に発展させ、絶え間ない技術革新により活用シーンを広げている。生産活動と市民生活にも徐々に溶け込み、新たな成長分野になりつつある。(記者/王瑞平)

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