2万5000人以上参加の津波避難訓練「事前のシミュレーションができる」東日本大震災から13年=静岡・東伊豆町

東日本大震災から2024年3月11日で13年です。静岡県東伊豆町では10日、津波を想定した避難訓練が行われました。

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<防災無線>
「訓練、訓練、ただいま、静岡県全域に大津波警報が発令いたしました」

静岡県内では東日本大震災の発生日に合わせて津波対策を強化していて、南海トラフ巨大地震で21分で最大14メートルの津波が想定される東伊豆町では、各地区ごとに津波からの避難訓練を行いました。

高台へ移動する際に2023年は負傷者を車いすに乗せて運びましたが、引っ張りやすさを考慮して今回はリヤカーを試しました。

<消防団員>
「普段から経路を知って、どの道がつらいかとか、事前にこういった形でシュミレーションできるのがいいのかなと」

訓練には10日だけで県内の沿岸部にある12市町の2万5000人以上が参加し、住民たちはいつ起きてもおかしくない地震への意識を高めていました。

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