古江彩佳「いいゴルフができた」 今季ベスト3位に手応え

古江彩佳は今季ベストの3位でアジアシリーズを終えた(Zhizhao Wu/Getty Images)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 最終日(10日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

9位から逆転優勝を狙った古江彩佳はノーボギーの7バーディ「65」で回り、優勝したベイリー・ターディと5打差の通算14アンダー。今季ベストの3位に食い込んだ。

スタートの1番。ドライバーでフェアウェイを捉えると、2打目はグリーン奥の傾斜を利用してピン奥1mにオン。バーディ発進を決めると、その後は5ホール連続でパーを並べた。

スコアが動いたのは7番(パー3)。左サイドのピンに対し、グリーン左に池が広がる難しいティショットを1.5mにつけてバーディを奪うと、続く8番(パー5)も獲って2連続。11番(パー3)でも1打目を50cmのベタピンにつけるなど、ショットの安定感が光った。

14番(パー5)からの上がり5ホールでも3バーディを追加した。中継局WOWOWのインタビューで「きょうはショットが良かったので、うまくバーディチャンスつけたところで獲れたのが良かった」と話した。首位に5打差から出た一日を「伸ばすことだけ意識して。きょうはいいゴルフができたと思う」と振り返り、終始自分のプレーに集中した。

「うまく耐えながら毎日アンダーで回れたことは良かった」と初日から「69」「70」「70」「65」とアンダーパーを並べ、大会を通してのフェアウェイキープ率は89.29%(50/56)を記録。今季出場5試合目で3度目のトップ5フィニッシュとなり、年間ポイントランキングは6位から2位に浮上した。

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3週続いたアジアシリーズが終了し、日本へ一時帰国。1週のオープンウィークを挟み、今季から米ツアーに本格参戦する吉田優利を含めた日本勢9人が出場予定の「ファーヒルズ朴セリ選手権」(3月21日開幕/カリフォルニア州・パロスバーデスGC)に出場する。

「そんなにオフらしいオフでもないので、少しだけゆっくりして。次アメリカに戻って、しっかり集中して上位を目指して頑張りたい。また私らしく、上位を目指して。トップ10以内を狙っていけたら」と意気込みを新たにした。

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