日米共同訓練に参加、飛行中に「警告灯が表示」 米軍ヘリ、与論空港に使用届なく着陸 普天間所属、午後9時現在駐機したまま

 10日午後2時51分、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のUH1ヘリコプター1機が、鹿児島県与論町の与論空港に着陸した。事前の使用届は出されていなかった。午後9時現在、駐機したままとなっている。

 防衛省九州防衛局によると、「警告灯が表示されたため予防着陸した」としている。原因や搭乗人員などは分かっていない。関係者によると、着陸したヘリは、陸上自衛隊と米海兵隊が離島奪還を想定して沖永良部島で同日始めた日米共同訓練に参加していた。

 県港湾空港課によると、けが人はおらず、民間機の運航や滑走路などに影響はなかった。

 同日午後2時51分、鹿児島空港事務所から、与論空港管理事務所に「米軍ヘリ1機が着陸する」との連絡があり、すぐに着陸。午後5時54分には、別の米軍ヘリ1機が着陸し、6分後に離陸した。2機目は米軍から使用届が出され、整備点検のため飛来したとみられる。

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