レーシングゲームの腕前を競う「eスポーツ」の大会「WEINS GT CUP 2024」の決勝トーナメントが10日、GRガレージトレッサ横浜(横浜市港北区)で開かれた。大勢のファンが見守る中、予選を勝ち抜いた16~46歳の計18人が「神奈川最速ドライバー」の称号を懸け、熱いバトルを繰り広げた。
大会は、ウエインズトヨタ神奈川(同市中区)の主催。予選は昨年10月から今年2月にかけ、県内各地の同社店舗で行われ、全国から計738人がエントリーした。
決勝トーナメントは9人ずつ、2グループに分かれ、「GRスープラ レーシングコンセプト」を運転し、5周のタイムを競った。実況は元レーシングドライバーの鈴木学さん(60)、解説は世界初の「eスポーツレーサー兼リアルレーサー」として活動する冨林勇佑さん(27)が担当。eスポーツレーサーの佐々木唯人さん(21)=東京都=が優勝した。佐々木さんは「今日は運が良かったと思う」と謙遜し、「これからも腕を磨き続けたい」と今後の抱負を語った。
冨林さんは「世界レベルの戦いだった」と講評。母親に連れられて観戦した横浜市に住む男児(6)は「選手がみんなかっこいい。僕もいつかやってみたい」と話した。