福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』第8話 恋愛、親子愛、夫婦愛…多様な“アイ”のラブストーリーで最終章へ

By TV LIFE

福士蒼汰が主演を務める『アイのない恋人たち』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 毎週日曜 午後10時~)の第8話が、3月10日(日)に放送された。

脚本家・遊川和彦が描くアラサー男女7人のラブストーリー『アイのない恋人たち』。7人がドン底から這い上がり始めた第7話の放送後は、「前回までで冷えた心が温まっていく素敵な回」「息つく暇もなく涙涙」「神回!キャストの演技力が凄い」といったコメントでSNSが盛り上がった。さて第8話は…。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

淵上多聞(本郷奏多)と冨田栞(成海璃子)は、ついに一夜を共にして、多聞は“チェリー”を卒業。このまま幸せな日々が始まるかと思いきや、栞は父の介護のためやはり長野の実家に帰ると言い、「昨日のことは一生の思い出にしませんか」と勝手に終止符を打たれてしまう。悶々とする日々を送った多聞は、会社の後輩の矢部美栄(優希美青)に背中を押されて、ある“行動”を起こす。

郷雄馬(前田公輝)は、祖母・元子(丘みつ子)の意識が戻らず、仕事を休んで病院に通い詰める日々を送っていた。それを伝え聞いた奈美は、いてもたってもいられなくなり、病院を訪れて雄馬と顔を合わせる。そして、またも意地を張り合い、ひともんちゃくを起こすが…。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

久米真和(福士蒼汰)は、男に捨てられて行くところがないという実の母親・久乃(高橋ひとみ)の受け入れを拒否。その姿を見た今村絵里加(岡崎紗絵)は、「こんなに愛のない男だとは思わなかった!」と言い放ち、久乃を自分の家に泊めようとする。その頃、真和に電話してきたのは、父親の和義(伊藤正之)。今でも久乃を想う和義の“愛”に心を動かされた真和が取った行動とは…。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

恋愛だけでなく、親子愛や夫婦愛も掘り下げられ、より深いヒューマンドラマが描き出された第8話。“愛のない男”真和が、和義の「愛とは許すこと」という言葉を受けて久乃と向き合い、愛する心を取り戻していく姿が胸を打った。その変化を引き起こす伏線として描かれたのが、真和の高校時代の恋人・稲葉愛(佐々木希)と、その息子・晴人(立野空侑)のエピソードだ。離婚を機に離ればなれに暮らす親子がピアノを通して再び距離を縮める場面や、真和が晴人に“言霊”を授けるシーンで「涙涙」となった人は多いのではないか。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

また、 変化で印象的だったのは多聞。栞に「1人でいるのが好きなくせに」と言われるほど独身を謳歌していた多聞が、「1人でいても楽しくない」と言うほどに考え方が一変。恋愛が人を変え、新しいステージに向かわせることを体現する。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

「登場人物が『人を愛すること』で生まれ変わり、新しいステージへ進んでいく姿を描くから、この物語は『ラブストーリー』なんだと思うのです」。遊川が企画書にこう記しているように、愛がもたらす変化こそ、このドラマの核となる要素。絵里加は真和と出会って家族との向き合い方が変化し、奈美は雄馬と出会ったことで「あたしなんか」と言わない人生に踏み出した。絵里加の兄・雅樹(池田努)が引きこもりから脱したのも“兄妹愛”が原点にある。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

今回、新たなステージに進んだのは、雄馬と奈美のペア。顔を合わせれば反目し合い、素直になれなかった2人が、病室で新たなスタートを切る姿が、温かな涙を連れてくる。雄馬が自殺しようとしている中年男性を説得する場面や、多聞の意外な熱血行動、ラストの愛の意外な言動も必見だ。

「冬ドラでいちばん好き」「回を追うごとに深みを増す」「久しぶりにドラマにハマった」などのコメントがSNSにあふれ、“沼落ち”する人が続出している『アイのない恋人たち』。次はいよいよ最終話。どっぷりとハマって楽しみたい。

●text/泊貴洋

番組情報

『アイのない恋人たち』
ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット
毎週日曜 午後10時~

番組公式HP:https://www.asahi.co.jp/ainonai_koibit
番組公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/ainonai_koibito
番組公式Instagram:https://www.instagram.com/ainonai_koibito/

◆放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信
TVer:https://tver.jp/series/src63upi7k
ABEMA:https://abema.tv/video/title/871-400

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TELASA:https://www.telasa.jp/
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