《群馬・千代田町長選》高橋純一氏が3選 新人を退ける 「町民を幸せに」

3選を果たし花束を手に万歳する高橋純一氏=10日午後10時10分ごろ、千代田町福島の選挙事務所

 任期満了に伴う群馬県千代田町長選は10日投開票され、現職の高橋純一氏(63)=福島=が、新人で元町議会議長の高橋祐二氏(60)=同=を破り、3選を果たした。投票率は61.43%で、過去最低だった2016年の前々回を11.06ポイント下回った。

 午後10時ごろ、高橋純一氏の選挙事務所(同町福島)に一報が伝わると、会場は大きな拍手に包まれた。高橋純一氏は「町にはまだまだ課題が多数ある。近隣市町村や国や県と連携し、さらに町民が幸せになるよう頑張っていきたい」と決意を語った。

 ふるさと納税による増収など2期8年の実績をアピール。利根川新橋の早期着工や中学校の建て替えなどを公約に掲げ、町政継続を呼びかけた。町内全17行政区に設けた後援会支部を中心に組織戦を展開し、着実に支持を広げた。

 高橋祐二氏は告示6日前に出馬の意向を示した。給食費の無償化や交通弱者対策の推進などを訴えたが、及ばなかった。

 定数11に13人が出馬した町議選も10日投開票され、現職9人、新人2人が当選した。投票率は町長選と同じ61.43%だった。

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