PONOS NAKAJIMA RACING 2024スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 決勝レポート

2024年3月10日(日)
スーパーフォーミュラ第1戦決勝
鈴鹿サーキット

決勝結果
#64:3位
#65:5位

決勝概要
・2024シーズンの開幕戦
・4番グリッドからスタートした佐藤は好スタートで2番手に浮上したが、ピットのタイミングなどの影響で5位フィニッシュ
・5番グリッドからスタートで1つポジションを上げた山本はミニマムピットインを行ない、順調にポジションを上げて3位表彰台獲得

コメント総監督:中嶋悟
「久々の表彰台、チームとしてとても喜んでいます。山本は元気に戻ってきてくれましたし、佐藤はピットインのタイミングは別として速いペースで走れていたので、2台が6位以内に入る結果となりました。少し先となりますが、次戦オートポリスでもこの調子を維持して、いいレースができるよう頑張っていきます。寒い2日間でしたが、たくさんのご声援をありがとうございました」

監督:伊沢拓也
「ポテンシャル的には2台とも勝てるレベルにあったので、1台が表彰台には上がりましたがもう1台がそれを獲れなかったということに対しては悔しさが残ります。本当は2台揃っていい戦いができたと思うので、そこは次戦以降の課題と考えています。山本選手は苦しい時期を乗り越えての表彰台獲得、素直におめでとうという気持ちです。チームとしてもピット作業含めミスなく終えることができたので、いい開幕戦になりました。この勢いでさらに上を目指していきたいと思います」

#64:山本尚貴
「もともとミニマムの周回数で入ったほうが得かなとは思っていて、タイヤ交換もミスなくやってくれて、ロスなくピットアウトしたところまでは良かったのですが、アウトラップ含めて山下選手よりも遅かったことで後ろに入ってしまいました。そのペースに合わせて走っている間に後ろから太田選手も近づいてきて、山下選手を抜くために不用意にオーバーテイクシステム(OTS)を使うと太田選手にも迫られる可能性があったので、板挟みのような状態でちょっと動きづらくなりました」

「残り2周のところでOTSを使ってペースアップしたことで太田選手を引き離せて、3位を確実なものにできましたが、その終盤を迎えるまではつらかったです。昨年はチャンスがありながらも自分のミスもあって結果というものを何ひとつ残せなかったシーズンでした。3位でも、表彰台に上がるのと上がらないのでは自分もそうだしチームの士気にもかかってくるので、何としても表彰台に上がりたいという思いを最後まで持って、結果3位で帰ってこられたことはすごく大きいと思います」

「これを皮切りに、あとふたつ上を目指して、つねにこの位置でチームとして戦うことができたらまたチャンスはやってくると思うので、ここを踏み外さないようにやっていきたいと思います」

2024スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

#65:佐藤蓮
「レースペースも非常によく、タイミング的には抜いて行くレースをするのは難しかったのですが、前にいた2台はとらえることができたので、そこは強い戦いができたと思います。もともとピットインは引っ張り切る予定だったのですが、想定以上にアンダーカット組のペースが速かったので反応はしたものの、やっぱり少しタイミングが遅かったです」

「悔しいレースですが、これも経験です。他車とのバトルで結構タイヤを使いましたが、それを考えるとレースペースはかなり良かったと思います。次戦は5月のオートポリス戦で、コースもコンディションも変わりますが、今回ポイント獲得はできたので、このままポイントを重ねていけたらチャンピオン争いも見えてくると思います」

「山本選手の表彰台は良かったと思うし、2台揃ってこれだけ高いポテンシャルを持ってレースをしていたチームはないと思うので、そこに対してはポジティブに感じています」

※次戦は5月18~19日にオートポリスで開催されます。

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