セルティック通算100試合出場の前田がハットトリックの大暴れ!リヴィングストンを下したセルティックがベスト4進出【スコティッシュカップ】

[写真:Getty Images]

セルティックは10日、スコティッシュカップ準々決勝でリヴィングストンと対戦し4-2で勝利した。

5回戦でセント・ミレンを下したセルティック。先週のハーツ戦で完敗を喫したチームは、準決勝進出を懸けてリヴィングストンとのスコティッシュ・プレミア勢対決に臨んだ。

セルティックはこの試合、FW前田大然とMF岩田智輝がスタメン入り、FW古橋享梧はベンチスタートとなり、負傷中のMF旗手怜央、DF小林友希はベンチ外となった。

開始早々の5分にセットプレーの流れからオビレイに左ポスト直撃のシュートを許したセルティックは、直後の7分にスコアを動かす。右サイドから中央に切り込んだキューンがボックス内へロングパスを供給すると、上手くゴール前に抜け出した前田が胸トラップからシュートをゴールに流し込んだ。

セルティック通算100試合目の出場となる前田の先制弾で先手を取ったセルティックだったが、12分にモンターニョのロングパスからボックス左深くまで侵入したマッケイにダイレクトシュートを許すと、これがゴールネットを揺らした。

追いつかれたセルティックはすぐに反撃。すると22分、自身のシュートのこぼれ球を拾った相手DFにハイプレスかけたオライリーがボールを奪取。再び放ったシュートはGKマクガバーンに弾かれたが、こぼれ球を前田がダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。

その後もポゼッションで上回るセルティックが主導権を握ると、40分にチャンス。相手DFにディフレクトしたベルナルドのパスが浮き球となりボックス内へ流れると、これをイダーが右足ボレー。ゴール至近距離からの絶好機だったが、ジャストミートできず、モノにできない。

1点リードで後半を迎えたセルティックは54分に失点を許す。中盤でのボールロストからカウンターを許すと、ブランドンのパスを受けたイェンギにボックス左まで侵入。守備に戻ったオライリーの寄せでゴールに背を向ける格好となったが、反転から右足でシュートを放つと、これがゴール右に突き刺さった。

再び同点とされたセルティックは、61分にイダーとベルナルドを下げて古橋とケリーを、76分にキューンを下げてフォレストを投入。すると86分、アリスター・ジョンストンのパスでボックス右深くまでに抜け出した岩田の折り返しをゴール前に走り込んだ前田がゴールに流し込んだ。

前田のハットトリックで勝ち越したセルティックは、試合終了間際にもフォレストのヘディングパスでDFの裏に抜け出した古橋がネットを揺らし、4-2で勝利。日本人躍動のセルティックがベスト4進出を決めた。

セルティック 4-2 リヴィングストン
【セルティック】
前田大然(前7)
前田大然(前22)
前田大然(後41)
古橋享梧(後50)
【リヴィングストン】
マッケイ(前12)
イェンギ(後9)

© 株式会社シーソーゲーム