【ベトナム】サイゴン川歩道橋、長大・丹羽連合が調査[運輸]

ヌティフードはサイゴン川に架かる歩道橋の建設を計画している(長大・丹羽隆志アーキテクツ・長大基礎地盤ベトナム提供)

建設コンサルタントの長大(東京都中央区)と丹羽隆志アーキテクツ(ハノイ)などの共同事業体(JV)は6日、南部ホーチミン市サイゴン川に架かる歩道橋の建設計画の事業化調査を同計画のスポンサーである乳製品大手ヌティフードから受注した。長大・丹羽の連合が提案したニッパヤシの葉を模したデザインに基づき、具体的な建設計画を検討する。長大の現地法人長大基礎地盤ベトナムが7日発表した。

長大・丹羽・長大基礎地盤の3社が共同で受注したのは、1区バクダン埠頭(ふとう)公園から市直属のトゥードゥック市トゥーティエム新都市区の中央広場南側をつなぐ歩道橋の基本設計を含む事業化調査一式で、橋の全長は500メートル。3社が共同提案したニッパヤシのデザインは、昨年10月にホーチミン市人民委員会の承認を受けている。

歩道橋の建設は、2026年の南北ベトナムの統一50周年の記念事業の一つ。南部解放から50年となる25年4月30日に着工式を開催し、27年4月30日の完成を予定する。橋建設にかかる費用の1兆ドン(約4,055万米ドル、59億6,000万円)はヌティフードが拠出する。

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