愛媛県大洲市/長浜港内港埋立事業基本計画案を公表/民活導入し複合施設など整備

愛媛県大洲市は8日、「長浜港内港埋立事業基本計画」(案)を公表した。8万4000平方メートルを埋め立て、陸上部と合わせて13万2500平方メートルの事業用地を確保。ふ頭エリア、公共施設エリア、便益施設エリア(道の駅)、スポーツ・レクリエーション施設エリア、緑地、道路、港湾緑地、小型船だまり市有地に分けて整備を進める。埋め立て造成は2024年度に、施設整備は30年度に調査・設計に着手する。41年度の全体完成を目指す。概算事業費は92億8000万円を見込む。
ふ頭エリアには、長浜港(港町4の9)に寄港する貨物船などの積み降ろしのための岸壁を整備する。公共施設エリアには支所や図書館、保健センターなどの入る複合施設を整備する。スポーツ・レクリエーション施設エリアには人工芝の多目的広場や多目的運動場、ドッグランなどを設ける。
基盤整備には内閣府の地方創生港整備推進交付金などを活用。施設整備はPFIやDBO(設計・建設・運営)など民間ノウハウの導入を前提に検討を進める。基本計画策定業務は八千代エンジニヤリングが担当している。

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