モドリッチのCKが2ゴール演出! レアルがセルタに4発完勝…“至宝”ギュレルは初得点

ラ・リーガ第28節が10日に行われ、レアル・マドリードとセルタが対戦した。

ここまで27試合を消化したラリーがで勝ち点「66」を獲得し、首位を快走しているレアル・マドリード。現在は21戦無敗を維持しているものの、直近5戦績は2勝3分と勝ち点を落とす試合も見受けられる。今節の対戦相手は残留争いを展開中の17位セルタ。2位ジローナと3位バルセロナは昨日の試合で共に勝ち点「3」を獲得しているため、タイトルレースを優位に進めるためにも今節は勝利が求められる一戦となる。

レアル・マドリードは序盤からボール保持率を高め、幾度となく相手ゴールに迫っていく。サイドを起点とした攻撃でセルタを押し込むと、7分にはルカ・モドリッチの右CKにエドゥアルド・カマヴィンガが打点の高いヘディングで合わせる。これはGKビセンテ・グアイタの好セーブに阻まれるも、その後もロドリゴやヴィニシウス・ジュニオール、ブラヒム・ディアスらが次々とチャンスを作っていく。

20分、フェデリコ・バルベルデ、ロドリゴとのパス交換でボックス内右へ抜け出したルーカス・バスケスが角度のないところから狙うも、GKグアイタが左足でセーブ。直後のモドリッチの右CKにアントニオ・リュディガーが頭で合わせると、こぼれ球をヴィニシウスが押し込みホームチームが先制に成功する。35分にはロドリゴが最前線でボールを奪うと、ヴィニシウスのリターンパスを受けてボックス内左へ持ち込むも、至近距離からのシュートはGKグアイタの好セーブに阻まれた。

その後も試合を優位に進めるレアル・マドリードは、アディショナルタイムに自陣深い位置でのファウルからピンチを招くも、前半を1点リードで終了。セルタに流れの中からチャンスを与えず、点差以上の差を見せつけた45分間となった。

後半はセルタも積極的な入りを見せ、両チーム共に相手ゴールに迫るシーンを作る。早めに追加点を奪いたいレアル・マドリードは59分、ドリブルで持ち上がったブラヒム・ディアスが、ヴィニシウスのリターンパスを受けてシュートを放つもGKグアイタがキャッチ。直後にはL・バスケス、B・ディアスと繋ぎ、最後はバルベルデがボックス手前からミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の左へ外れる。

その後も攻め続けるレアル・マドリード。L・バスケスやB・ディアスが華麗なテクニックを披露し、幾度となく際どいシーンを作り出す。すると79分、モドリッチの右CKにリュディガーが打点の高いヘディングで合わせると、クロスバーに直撃したボールがGKグアイタの背中に当たってゴールイン。ようやくリードを2点に広げた。さらに88分、ヴィニシウスが左から上げたクロスが相手DFのオウンゴールを誘発し、決定的な3点目を奪う。

90+4分にはダニ・セバージョスのパスを受けたアルダ・ギュレルがGKを冷静に抜き去り、加入後初ゴールをマーク。試合は4-0で終了し、レアル・マドリードが公式戦3試合ぶりの白星を飾った。次節、レアル・マドリードは16日にオサスナと、セルタは翌17日にセビージャといずれもアウェイで対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 4-0 セルタ

【得点者】
1-0 21分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2-0 79分 ビセンテ・グアイタ(オウンゴール/レアル・マドリード)
3-0 88分 カルロス・ドミンゲス・カセレス(オウンゴール/レアル・マドリード)
4-0 90+4分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード)

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