「大会初の番狂わせ!」早田ひなが平野美宇に苦闘。まさかの“初戦敗退”に中国メディアも驚き!「我々の最強のライバルが…」【卓球・シンガポールスマッシュ】

3月10日、卓球・シンガポールスマッシュの女子シングルス1回戦がシンガポールで行なわれ、世界ランキング5位の早田ひなは、同18位の平野美宇にゲームカウント0-3で敗れ、あえなく初戦で散った。

パリ五輪シングルス代表に内定した早田と平野が1回戦からいきなり激突するという日本勢にとっては不運な組み合わせとなった。第1ゲームで早田は平野の強烈なバックハンドを打ち返せず、8-11で先手を取られる。第2ゲームは途中までリードを奪うも、平野の粘りに押し切られて11-13で落とす。第3ゲームも7-11で奪われ、ストレート負けを喫した。

試合後、中国メディア『捜狐』は「シンガポールスマッシュ初の番狂わせ! 早田ひなは0-3でストレート負け。我々の最強のライバルが敗退した」と報道。日本女子の“絶対的エース”でもある早田の早期敗退に驚きを隠せない様子を見せた。

まず、同メディアは現時点での女子シングルス世界ランキングトップ5を列挙。「1位は孫穎莎、2位は陳夢、3位は王曼昱、4位は王芸迪、そして5位は早田ひなだ」としたうえで、「そのため、早田ひなは我々の最強のライバルと言っても過言ではない」と言い切った。
続けて、同メディアは今年2月に行なわれた世界卓球団体戦の決勝を回顧。「世界卓球では、早田ひなが3-1で陳夢を破り、平野美宇も王芸迪を3-0で破った。最終的には中国代表チームが優勝したが、早田と平野の活躍は本当に素晴らしかった」と両者のレベルの高さを称えた。

一方で、同メディアは平野についても言及しており、「平野が早田に勝利したのはまだ受け入れられるが、スコアが3-0というのはちょっとした驚きだ!」と記述。「パリ五輪のシングルス代表内定を勝ち取った今、平野の自信はさらに高まった。彼女も過小評価することはできない」と警戒を強めた。

構成●THE DIGEST編集部

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