アラムコ、中国の需要拡大見込む 追加投資機会を模索

Maha El Dahan Yousef Saba

[ドバイ 10日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は10日、中国の需要は堅調で、同国へのさらなる投資機会を模索していると述べた。

アラムコは、精製と石油化学分野の取引において中国で存在感を高めている。

ナセル氏は決算発表後の電話会見で、「2024年に入り、中国の需要は健全に伸びている」と説明した。この日発表した決算は、原油価格の下落で純利益が24.7%減の1213億ドルとなった。

中国の製油所は高い精製能力を持つ製油所の一つだと指摘し、さらなる投資機会を検討していると述べた。

世界の石油市場は2024年を通して健全な状態が続くとの見通しを示し、「(需要は)かなり堅調で、150万バレル程度の伸びを見込んでいる」と述べた。

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