小学5年がレシピを考えた「ひまわり丼」 タウンプラザかねひでで3月11日発売 沖縄

スクランブルエッグの上にそぼろあんかけ、ホウレンソウなどをトッピングした「ひまわり丼」。ヒマワリのように見える

 【那覇】子どもたち自身の手で明るい未来を-。そんな願いを込めて昨年10月に開催された「こどめしグランプリ」で最優秀レシピに選ばれた「ひまわり丼」が、沖縄本島内のスーパー「タウンプラザかねひで」58店舗で11日から発売されることになった。小学生以下の子どもたちは、食事券「みらいチケット」を使って無料で食べることができる。レシピを考案した宮城幸希(さき)さん(11)=豊見城市立ゆたか小5年=は「みんなに食べてもらいたい」と期待している。(社会部・城間陽介)

 ひまわり丼は、スクランブルエッグやそぼろあんかけ、ホウレンソウ、ウインナーがご飯の上にのっている。税込み328円。母親が作る大好きなそぼろあんかけご飯をもとに、ひまわりのような華やかな見栄えになるよう宮城さんが工夫した。

 スーパーを展開する金秀商事は、子どもの貧困対策として県内で普及が進む「みらいチケット」の協力会社。子どもたちは店頭に置いてあるチケットを使い、タコライスやオムライスを無料でもらえる仕組みだ。そのラインアップにひまわり丼が加わる。

 昨年のこどめしグランプリは、金秀商事の協力を得て那覇青年会議所が主催した。子どもたちが応募した約170のレシピの中から最優秀作品が選ばれた。

ひまわり丼のレシピを考案した宮城幸希さん(中央)=2日、那覇市内

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