UNRWA事務局長、支援国の資金拠出再開を楽観

Gabrielle Tétrault-Farber

[ジュネーブ 9日 ロイター] - 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は9日、数週間以内に一部の支援国が資金拠出を再開すると楽観していると述べた。

UNRWAを巡っては、イスラエルへのイスラム組織ハマスの奇襲に職員が関与した疑いから米国など各国が資金援助を停止している。

フランスのコロナ元外相が主導してこの問題の独立調査が行われており、来週報告書が公表される。

ラザリニ氏はスイスの放送局とのインタビューで「今後数週間以内に、コロナ氏の報告書の公表後、多くの支援者が戻ってくると慎重ながらも楽観している」と述べた。

UNRWAは解体の危機にさらされているとの懸念も示した。

カナダとスウェーデンは先週、資金拠出の再開を決めたと発表した。

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