米共和党、トランプ氏側近と義理の娘を全国委員会幹部に選出

Nathan Layne Alexandra Ulmer

[ヒューストン(米テキサス州) 8日 ロイター] - 米共和党全国委員会(RNC)は8日、トランプ前大統領に近い2人をトップに起用した。これによりRNCに対するトランプ氏の影響力が強まる。

南部ノースカロライナ州支部委員長のマイケル・ワトリー氏が次期委員長、トランプ氏の義理の娘であるララ・トランプ氏が共同委員長に就任する。両氏ともトランプ氏が推薦していた。

RNCは11月の大統領選に向けた有権者取り込みと資金集めで重要な役割を担う。

ララ氏は11月5日に勝利することが目標だとし、トランプ氏再選と上下両院での勝利に向けて資金調達に注力する姿勢を示した。

委員長を務めてきたマクダニエル氏は辞任する。同氏はトランプ氏の側近だったが、資金調達が振るわないことなどからトランプ氏から圧力を受けていた。

一部メンバーの間では、増大するトランプ氏の訴訟費用にRNCの資金を充てるよう求める動きが出ているが、ワトリー氏もララ氏もこれに関しては直接言及しなかった。

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