「香りも色も鮮やか、うまみ濃厚」桑の実ワイン 沖縄・浦添市役所で3月14日販売イベント

23年産の桑の実ワイン。ラベルに「浦添八景」の一つである伊祖城跡が描かれている

 沖縄県浦添市特産の桑の実を使ったワイン「ミュール・ドゥ・ソレイユ(太陽の桑の実)」の2023年産が2月28日、同市役所でお披露目された。今年は少雨傾向で糖度が増したといい、関係者は「桑の実のうまみをしっかり味わえる出来になった」と喜んでいる。

 桑の実ワインは市と北海道の苫小牧工業高等専門学校などとの共同事業で商品化され、今年で6年目。今年は桑の実の比率を5ポイント増やし80%、北海道厚真町の酸味のあるハスカップを20%の配合率とした。ボトルのラベルは毎年、「浦添八景」をモチーフにしており、今年は伊祖城跡の絵柄を使った。

 販売元の沖縄美健販売の井上吾一さんと伊佐幸子さんは「香りも色も鮮やかで、桑の実の味が濃く感じられる。多くの人に味わってほしい」とPRした。松本哲治市長も「浦添の自信の特産。ぜひ購入して」と呼びかけた。

 500本限定販売で、1本5500円。ホワイトデーの14日には、市役所中庭で午前10時半からワインや桑のスイーツ販売イベントを行う。販売についての問い合わせは同社、電話098(943)0623、イベントは同市産業振興課、電話098(876)1245。(浦添西原担当・比嘉直志)

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