<アカデミー賞>スタジオジブリ『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞

<アカデミー賞>スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞 宮崎駿監督10年ぶりの最新作(C)2023 Studio Ghibli

日本時間3月11日、第96回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、宮崎駿監督10年ぶりの最新作、スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞に輝いた。

2013年公開の『風立ちぬ』以来10年ぶりとなる宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』は、第2次世界大戦下の日本を舞台に、母を亡くした少年が不気味な青サギによって、不思議な世界にいざなわれるさまを描く。英語版ではタイトルを「The Boy and the Heron」とし、クリスチャン・ベール、デイブ・バウティスタ、ジェンマ・チャン、ウィレム・デフォー、カレン・フクハラ、マーク・ハミル、ロバート・パティンソン、フローレンス・ピューなど豪華キャストが声優を務めたことも話題を集めた。

北米では、昨年12月8日から2205館で公開され、公開初日から3日間のオープニング興収(先行上映含む)で約1297万ドル(約18.8億円)を記録し、日本映画オリジナル作品としては初となる、北米週末興行収入ランキング第1位を獲得した。

“アニメのアカデミー賞”と称されるアニー賞では、7部門でノミネートされ、キャラクターアニメーション賞(長編)と絵コンテ賞(長編)を獲得。英国アカデミー賞アニメーション映画賞ほか、ゴールデン・グローブ賞では、日本映画として初めて最優秀長編アニメーション映画賞を受賞するなど、賞レースを賑わせた。

<第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞:候補一覧(★が受賞作品)>

★『君たちはどう生きるか

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

『ニモーナ』

『マイ・エレメント』

『ロボット・ドリームズ』

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