<アカデミー賞>『関心領域』が国際長編映画賞受賞! 

<アカデミー賞>『関心領域』が国際長編映画賞受賞! (C)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.

日本時間3月11日、第96回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、A24製作、ジョナサン・グレイザー監督の最新作、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族を描く『関心領域』が国際長編映画賞に輝いた。

関心領域』は、マーティン・エイミスの同名小説を、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で映画ファンを唸らせた英国の奇才ジョナサン・グレイザー監督が映画化。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、それとも無関心か?

昨年アカデミー賞で旋風を巻き起こした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や『ムーンライト』、『ミッドサマー』のA24が製作。第76回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、LA批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞など世界の映画賞を席巻。本年度アカデミー賞では、作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞、音響賞の5部門にノミネートされた。

<第96回アカデミー賞国際長編映画賞:候補一覧(★が受賞作品)>

『イオ・キャピターノ(原題)』(イタリア)

『PERFECT DAYS』(日本)

『雪山の絆』(スペイン)

『ザ・ティーチャーズ・ラウンジ(英題)』(ドイツ)

★『関心領域』(イギリス)

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