犬を飼っている人にありがちな『ご近所トラブル』4選 揉めごとを回避するための対処法とは

1.吠え声がうるさい

犬が原因となるご近所とのトラブルで最も多いのが、「吠え声がうるさい」というものです。騒音トラブルはマンションやアパートなど集合住宅はもちろん、戸建住宅でも起こるものなので、油断せずに対策しておきましょう。

大好きな愛犬が吠えていても、それほどうるさいと感じないかもしれませんが、よく知らない犬が吠えている声はただの騒音に感じられるものです。

もちろん、吠えないようにしつけることは大前提として必要なことですが、全く吠えないようにすることはむずかしいと思います。

そのため、吠え声によってご近所ともめないようにするために、ご近所の方としっかりコミュニケーションをとっておくことが大切です。普段からきちんと会話をするだけでなく、「うちの犬が騒がしくしてすみません」とあいさつしておくことも重要なポイントになります。

話したこともない家の知らない犬が吠えている場合と、仲良くしている家の可愛いと感じている犬が吠えている場合には、騒音としての感じ方も変わります。

2.抜け毛が飛散する

一部の犬種をのぞいて、犬は季節の変わり目をはじめ、年間を通して毛が抜けることが多いと思います。実際、犬の抜け毛の掃除が大変だという飼い主さんも少なくないでしょう。

犬の抜け毛がご近所に飛んでいってしまい、それが原因でご近所とトラブルになってしまうことがあります。単純に犬の毛が汚いと感じる人もいますし、犬に対するアレルギーを持っている人もいます。そのため、犬の毛が飛んでいくことで、思わぬトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

犬の抜け毛が近隣に飛んでいかないようにするためには、家の外(庭や玄関先など)でブラッシングをしたり、犬が使った毛布やタオルを外に干すときには粘着テープなどで抜け毛を取っておくようにしたりといった配慮をするといいでしょう。

3.噛みつき・飛びつきによる事故

犬に関わるご近所トラブルとして、最も深刻な問題になりうるのが、噛みつきや飛びつきによる事故です。

犬は怒って人を噛むこともありますが、遊びのつもりで相手に飛びついて押し倒してしまうこともあります。どのような理由であっても、犬が人に噛みついたり飛びついたりして怪我をさせてしまえば重大な事故となります。

犬の噛みつきは皮膚を傷つけるだけでなく、細菌感染などによる疾患を引き起こしてしまう危険なトラブルです。また、小さな子どもや力の弱い高齢者は飛びつかれて転び、頭を打ったり骨折したりする可能性もあります。

また、最悪の場合死亡事故につながることもあるので、犬による咬傷事故は絶対に避けなければなりません。

このような事故を防ぐためには、自宅敷地外で犬をノーリードにしないことが大切です。また、庭などからも逃げ出さないようにきちんと管理しましょう。

散歩の際も、ロングリードなどで自由にさせすぎず、飼い主さんがコントロールしてください。

4.排泄物の処理不足

犬の排泄物はとてもにおいますし、見た目も不快に感じる人が多いでしょう。そのため、犬の排泄物は決して放置せずに必ず処理をしましょう。

理想を言えば散歩で排泄させるのではなく、自宅でトイレを済ませてから散歩に出るといいでしょう。自宅外で排泄した場合、うんちはきちんと拾って自宅に持ち帰って処理します。おしっこの場合はたっぷりの水で洗い流すようにして、においや跡が残らないようにしましょう。

また、排泄をさせる場所はできるだけ人が通らないようなところを選び、絶対に他人の家の敷地内や塀などにはさせないようにしてください。

まとめ

犬は飼い主さんにとってはとても愛おしい存在で、多少騒がしくても手がかかってもその思いに変わりはないでしょう。

しかし、近所の人のなかには犬が苦手な人や、アレルギーを抱えている人がいることも考えられます。単純に吠え声をうるさいと感じたり、飛んできた抜け毛に迷惑したりしている人もいるかもしれません。

愛犬が原因でご近所トラブルが起きてしまうことは、とても悲しいことだと思います。トラブルを未然に防ぐために、犬のしつけはもちろん、ご近所付き合いや十分な配慮を心がけるようにしましょう。

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