「ゴジラ-1.0」制作陣の意気込みは「靴」にも表れていた。「こんなところにも!」と驚きの声【アカデミー賞2024】

髙橋正紀さん、山崎貴監督、渋谷紀世子さん、 野島達司さん

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第96回アカデミー賞で、山崎貴監督による日本映画「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞した。日本映画の同賞受賞は初めてという。

授賞式には、山崎監督と、映像制作会社「白組」の渋谷紀世子さん(VFXディレクター)、 髙橋正紀さん(CGディレクター)、野島達司さん(VFXデザイナー)らがゴジラのフィギュアを持って参加したが、その足元にも注目が集まっている。

4人が履いていたシューズのヒールが、ゴジラの手のデザインになっていたのだ。

実は、このゴジラのデザインの靴は、ファッションデザイナー・松井諒祐さんのブランド「ha | za | ma」とのコラボ商品で、販売もされた

ゴジラの公式Xに写真が投稿されると、「こんなところにもゴジラが!」「かわいい」「受賞記念にほしすぎる」などのコメントが殺到するほか、受賞を祝福する声も多数寄せられた。

受賞スピーチでは、山崎監督は「私の40年前にキャリア始まった。スターウォーズやその他の作品に影響を受けた」として、ハリウッドからの影響についても語った。

日本の作品が受賞したことについては、「ハリウッドから非常に離れたところで、このステージに立つとは夢にも思いませんでした。リングに入ってこれから、強敵と対戦しなくてはいけないという気持ちでおりました。そしてここに今私たちは立っております!」と興奮を抑えきれない様子で話し、「ハリウッド以外で頑張っているアーティストのみなさん、ハリウッドが私たちの作品を見てくれている。誰にもチャンスがあるということの証だと思います」と述べた。

ハリウッドレポーターは、同作の予算は「わずか1500万ドル(約21億6000万円)」で、これは「ハリウッド映画の『ゴジラvsコング』の10%ほどの予算」だと分析

ネット上では受賞を受け、低予算でハリウッドを凌ぐ作品を作ったことにも驚きの声が広がっている。

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