青木崇高 朝ドラ出演後の順調なキャリアではなく南米への1人旅を選択…「当時はバカだったなぁ」

俳優の青木崇高が3月9日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。今回の旅で訪れた“ブラジル”への熱い思いを明かした。

1908年に農業労働者として日本からブラジルへの集団移住が開始し、現在もその子孫の方々約200万人が暮らしている事に関して、「日本人移民の方々がたくさんいらっしゃるというのを、15年前に知ったんですよね」と打ち明けた青木は、それを機に1か月かけて南米11都市を巡り、日本人移民に向けて落語会を開催した日々を追憶。

今回の旅で、落語を聞いてくれた方たちの元へ足を運び、想い出話に花を咲かせると、思わず感極まった青木は、「その当時の自分のキャリアとかも、まだまだ本当駆け出しみたいなもんだったんですけど」とエンターテインメントの世界でずっとやっていけるかどうか葛藤していた時期に、「ブラジル…本当に遠い場所にあるところで、皆さんが楽しんで毎日見てくれるっていう事を知ったら、“多分この先も頑張っていけるかな”って。“なにか感じられるんじゃないかな”と思って」と、自身が出演した朝ドラを見てくれていた日本人移民と出逢い、そこから感じた思いを吐露。

そして朝ドラ出演後の順調なキャリアではなく、南米への1人旅を選択した事については、「今当時を振り返るとね、“バカだったな”って思いますね。自分の仕事のキャリアとかを二の次にして、それを優先したっていうのはバカだと思うんですけど、“賢かったな”とは思いますね」と胸の内を告白。

そんな青木は「こういった結構強烈な体験っていうのは、自分の引き出しをどんどん大きくしてくれる、引き出しに色んなものを詰めてくれるっていう」と旅を通じて得た糧を明かし、「役者って仕事とかより、結局人間が出る仕事ではあるので、どんどん深みが少しは増したんじゃないかなっていうのは思いますね」と、自身の芝居への影響を回顧。

さらに、ブラジルで出逢った方々に対し「あの人たちに恥ずかしいことはできないなっていうのは、やっぱりありますよ」と、気が緩みそうな時には“あそこで出会った人らも見る可能性あんねんぞ”と自身を鼓舞していることを打ち明け、「地球には裏も表もなくて、本当、“平らなんだな”と思いましたね」と感嘆。今回の旅を「心が震える瞬間が多々ありましたからね」と思い返した青木は、「これは本当に心に種植え込みましたから、この発芽はすごい楽しみですよ、僕自身。それが色んな作品で出合って、そしてその表現がまたブラジルにいる人たちに届いたらこんな幸せなことないですね」と笑顔を見せ、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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