きょう（月）午後は、東日本など晴れる所もあるが、天気は西から下り坂に向かいそうだ。西日本の早い所で夕方から雨が降り出し、太平洋側は次第に雨脚の強まる所がある見込み。あす12日（火）は、関東など東日本も広く雨となり、沿岸部を中心に雨や風が強まるおそれがある。
低気圧接近
西・東日本は晴れている所が多く、けさ冷え込んだ所でも気温が順調に上がってきている。最高気温は、全国的にきのう（日）と比べて3℃～6℃高く、北陸や北日本はこの時季としも高めとなりそうだ。ただ、早くも西から雲が広がり始め、夕方には九州で雨が降り出し、今夜以降は四国や中国地方にも雨雲が広がる見込み。九州南部は今夜遅く～あす（火）明け方は、激しい雷雨に注意が必要となる。
あす（火）は低気圧が日本の南岸を進み、雨の範囲が東日本や東北にも広がる見込み。低気圧が発達するため、太平洋側の沿岸を中心に雨や風が強まり、東京都心も夕方に土砂降りとなりそうだ。落雷や竜巻などの激しい突風、強風や高波に注意で、積雪が多い地域はなだれにも注意が必要となる。また、あす（火）は東日本や東北の山地で降雪が予想されるため、湿った雪による着雪や交通障害に注意が必要だ。
春特有の寒暖差
13日（水）は寒気の影響で、北陸から北の日本海側で雪や雨が降る見込み。太平洋側は天気が回復して晴れるが、雨上がりの晴天ということで、花粉の飛散が非常に多くなりそうだ。週後半は暖気の影響で全国的に気温が高く、土曜日は関東からで20℃前後、北陸や東北も3月下旬～4月上旬並みまで上がる見込み。ただし、お彼岸（17日～23日）あたりは寒くなる可能性があるなど、この先も各地で気温変化が大きくなりそうだ。（気象予報士・高橋和也）
