第96回アカデミー賞、監督賞は『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン

『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーランが、第96回アカデミー賞監督賞を受賞した。

『オッペンハイマー』は、第二次世界大戦下、世界の運命を握ったアメリカの理論物理学者オッペンハイマーを描いた実話に基づく物語。原子爆弾の開発・製造を目的とした「マンハッタン計画」の最高責任者である陸軍のレズリー・クローヴス(マット・デイモン)から極秘プロジェクトへの参加を打診され、その研究施設であるロスアラモス国立研究所の所長を務めたオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)。マンハッタン計画を遂行した後、原爆投下による惨状を知り、その破壊力に対して苦悩することになる。

ノーラン監督は、過去にも『ダンケルク』(2017年)で監督賞にノミネートされていたが、受賞するのは今回が初となった。

第96回アカデミー賞 監督賞ノミネート
ジュスティーヌ・トリエ『落下の解剖学』
マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
☆クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
ジョナサン・グレイザー『関心領域』
※☆が受賞者
(文=リアルサウンド編集部)

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