元ドラゴンズ山﨑武司氏「3月は寒さとの戦い」

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TOKAI RADIO『Live Dragons!』(月18:00~19:00 火~金17:15~19:00 DJ平松伴康)水・木の『HOMERUN GARAGE』(ホームラン ガレージ)のコーナーでは、プロ野球通算403本のホームランを記録し、ドラゴンズなどで活躍したプロ野球解説者・山﨑武司氏が、野球人生での思い出ばなしなどを語っている。時には、趣味(クルマなど)の話も交えて、自身の大きな「GARAGE」に詰まった話を披露している。

沖縄と名古屋、気温差が大きいが

ドラゴンズは、沖縄キャンプを終えて、3月はオープン戦。この時期は、沖縄と名古屋とでは気温差が大きい。

山﨑氏は「(気温差が大きいのは)大変というよりも、ヤダね。バッターは、まず、手が痛い。でも、試合になってしまえば、そんなことは言ってられないんで、バンバン振っていくが、手は痛いし、どれだけアップしても、体が少し冷えてくると、縮こまってくる」

「そうなると、怪我というものがついてくる。まだまだ外の球場は寒いので、慣れなきゃいけないと思ってやっているが、ときには、気温が一桁の前半なんてときもあった。でも中止にはならないからね。『寒う~!』って感じでやってたけど、イヤだったね」

今はドームでの試合も多いが

「僕らのときは、地元のオープン戦は、地方に行っていた。刈谷とか小牧とか。今年は岡崎があるそうだが、この時期、外の球場は寒いので、そういうときは、ベテランや主力は、ちょっと行きたがらない。気を遣ってくれるコーチだといいが『やあやあ、行くぜ行くぜ』というコーチだと、行かなきゃいけない。そういう部分では、ベテランは、ドームでやりたいなあという気持ちはあると思う」

若い選手たちはどうか

「若い選手は、寒いなんて言ってられない。ガンガン行くしかないと思うね。ここでサバイバル。ダメなら落とされる。3月中に落ちてしまうと、開幕ベンチは、ほぼ消えてしまうので、そういうところでは、踏ん張りどころの3月となる。よりシビアな競争が始まる。イヤな時期と言えば、イヤな時期だよね、3月は」

「オープン戦といえど、若手は結果。ボーダーライン上の選手は結果がすべて。同じポジションで同じ年代で、結果を出したときには、そこから、内容を見たり、将来性を見たり、そこで変わってくるが、まずは結果だよね、若い選手はね。シーズン以上のアドレナリンを出して、オープン戦を戦っていかなきゃいけない」

山﨑氏が若手の頃の3月は

「若手のときのオープン戦は、メチャクチャ打っていた。当時の僕のあだ名は『春男(はるおとこ)』。春にメッチャ打って、4月に開幕したら、主力ピッチャーにカンカラカンにやられて、茶化された時期もあった。競争に勝って、1軍に残って、ポジションを獲っていく。それは誰もが通る道。若い選手にとって、きつい時期だが、頑張らなくてはいけない。今年のドラゴンズは、外野、ニ遊間かな。このあたりが、かなり競争。劇アツゾーンかな」

Live Dragons!

放送局:TOKAI RADIO

放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分

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