第96回アカデミー賞、作品賞は『オッペンハイマー』 監督賞、主演男優賞ほか7部門受賞

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が、第96回アカデミー賞作品賞を受賞した。

『オッペンハイマー』は、第二次世界大戦下、世界の運命を握ったアメリカの理論物理学者オッペンハイマーを描いた実話に基づく物語。原子爆弾の開発・製造を目的とした「マンハッタン計画」の最高責任者である陸軍のレズリー・クローヴス(マット・デイモン)から極秘プロジェクトへの参加を打診され、その研究施設であるロスアラモス国立研究所の所長を務めたオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)。マンハッタン計画を遂行した後、原爆投下による惨状を知り、その破壊力に対して苦悩することになる。

本作は第96回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞、撮影賞、編集賞の7部門を受賞した。

第96回アカデミー賞 監督賞ノミネート
『アメリカン・フィクション』
『落下の解剖学』
『バービー』
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ:その音楽と愛と』
☆『オッペンハイマー』
『パスト ライブス/再会』
『哀れなるものたち』
『関心領域』
※☆が受賞作品
(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint