「片づけない」が正解⁉︎掃除をラクにするためにプロがやらないこと

忙しい毎日を送る主婦として、掃除はなるべくラクに終わらせたいですよね。今回は、面倒な掃除を少しでもラクにするために「やらないほうがよいこと」を、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザーのせのお愛さんがお伝えします。

掃除道具は片づけない!

なるべくラクに掃除するためにやらないこと、それは「掃除道具を片づけること」です。わが家では、掃除道具の多くを片づけていない、つまり「出しっぱなし」にしています。その理由はズバリ、掃除道具を出すのが面倒で掃除をサボってしまうから。

「あ、ここ汚れているな」と気づいても、掃除道具を出すのに手間がかかると、つい見て見ぬふりをしてしまうんですよね。出すのが面倒なら、片づけずに最初から出しっぱなしにしておけばよいのです。まずは、掃除に取りかかるまでのハードルを下げることが、ラク掃除にはとても重要です。

すき間に置くだけ!

具体的に「出しっぱなし」とはどういう状態なのか、気になりますよね。たとえば、掃除機やフローリングワイパーのような大きめな掃除道具。扉の中に片づけてしまうと途端に掃除が億劫になるので、家具や家電のすき間にポンっと置くだけにしています。

掃除機はチェストと壁のすき間に、フローリングワイパーは冷蔵庫横のすき間に。手を伸ばすだけでサッと取れる場所に置くことで、私だけでなく、家族も気づいたときに掃除してくれるようになりました。死角をうまく利用すれば、出しっぱなしにしていても見た目は気になりませんよ。

フックにかけるだけ!

洗面所やお風呂などの水まわりでも、掃除道具は基本的に出しっぱなし。洗面台では、鏡横にフックをつけて、鏡を拭くクロスをかけっぱなしに。トイレ用洗剤もお風呂用洗剤も、フックにかけてすぐ手に取れるようにしています。

水まわりはとくに、汚れをためてしまうと掃除が厄介な場所。気づいたときにサッと拭くだけでも、頑固な汚れがつきにくくなりますよ。ゴシゴシするようなたいへんな作業がないので、掃除の負担がかなり減りました。

出しっぱなしにして汚れをためない

掃除道具を片づけずに「出しっぱなし」にすることで、自分も家族も掃除へのハードルが大きく下がります。そうすると、汚れがたまりにくくなるので、掃除にかける時間も労力もグンと少なくなりますよ。出しっぱなしでラク掃除、ぜひ、試してみてくださいね。

■執筆/せのお愛…自分も家族も機嫌よく過ごせる、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザー。クリンネスト1級の資格も保有している。
編集/サンキュ!編集部

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