大崎市のハズレに住む兼業農家Farmern(ファーマン)です。
大崎市はもちろん、宮城県北の情報を中心に、あえて仙台市以外のスポットや情報を紹介しています。
今回は日本三景・松島です。何度も来ている松島ですが、ゆっくり歩いてみると知っているようで知らないことも多いことがわかりました。何度も前を通っていたので行った気になっていた場所も。車での移動を優先する観光ばかりだったのもその要因かもしれませんね。
3つ目の赤い橋を初めて渡ってみた。その先は「雄島」
252メートルの福浦橋、五大堂に架かる透かし橋、そして雄島に架かる渡月橋です。前者の2つは遊覧船乗り場などからも見えるので知っていましたし、渡ったことがあったのですが、今回初めて渡月橋を渡ってみました。
松島離宮から無料駐車場へ向かう細道、松島ヨットハーバーが「雄島」への入り口の目印です。
赤い橋…無いじゃん!? 半信半疑で階段を上がります。
さらに、こんな道が現れます。ちょっと興奮しますね。
抜けると、やっと赤い橋=渡月橋が見えてきました。
渡月橋は昔、僧たちが死者供養の霊場「雄島」に渡る際に、陸地の俗世との縁を切ったことに由来し「悪縁を断つ橋」とも言われているそうです。
その渡月橋の向こうには、鳥居と小さな建物が見えます。そこを目指して…と歩みを進めるとなんじゃこりゃ!?の風景が目に飛び込んできました。
島の周囲が削られ、そこに石仏や石碑が並んでいて、異世界の雰囲気が漂います。
一番最初に迎えてくれた石仏にはお賽銭も。私たちもお納めさせていただきました。
雄島のそこここに岩窟がみられます。昔は108あったということですが、今は50ほどが残っているそうです。とにかく霊地の感にあふれています。他にもたくさん写真に収めてきましたが、ぜひ実際に足を運んでみてください。
御嶋瑱珠稲荷大明神にお参りして雄島を後にしました。
観瀾亭の金屏風と松島博物館
雄島から遊覧船乗り場に向かう左、上方に建物があります。これが「観瀾亭(かんらんてい)」、別名「月見御殿」とも呼ばれる建物です。
振り返って写真を撮ったので右手に見えますが、雄島から遊歩道を歩いてくると左手に見えます。
こちらが入り口。観覧料(大人200円/高・大学生150円/小・中学生100円)が必要です。観覧料は先の階段を上ったところにある受付で。抹茶やお菓子の提供もありますが、今回は遠慮しました。
松島湾を望む観覧亭のお座敷では、お抹茶とお菓子を楽しむこともできます。「月見御殿」もイメージできる風情を感じます。
遊覧船の乗降、湾内を航行する姿も眺められます。この日は曇りで寒かったですが、それでもこの景色には満足させられます。
観瀾亭に目を戻すと、お座敷の隣の部屋には絢爛な襖(ふすま)を見ることができます。
こちらは藩主等の賓客の間であった「御座の間」。金箔が張られた襖絵は仙台藩のおかかえ絵師・佐久間修理が手掛けたもののようで、国の重要文化財にも選定されているそうです(文化財保護のため、現在は複製画が展示されています)。
観瀾亭の建物の奥には「松島博物館」もあります。松島や伊達家にゆかりのある文化財などの展示がされていました。
町中華「しおラーメン」と「チャーハン」がたまらない
日本三景・松島。海に面したこの町でイメージされるのは「海の幸」。もちろんそれも良いのですが、今回紹介するのは町中華。私は「中華そば うちみ」の素朴なラーメンと、ちょっと変わったチャーハンが大好きです。
松島センチュリーホテルの並び、みちのく伊達政宗歴史館の向かい側にあります。この看板が目印。入り口のすぐ脇にコインパーキングがあるほか、そこがいっぱいでも周囲に有料駐車場もあります。
私はDセットを塩ラーメンで注文しました。メニューの周囲には多くの有名人のサインも掲示されてます。
優しい旨みの塩スープ。つるつるの軽く縮れた麺ですすり上げながら、ほっとする美味しさを堪能します♪
このお店の人気メニュー、私もイチオシなのがこのチャーハン! チャーシュー、たまご、そしてキャベツが使われています。キャベツが入ったチャーハン、私はここで初めて食べたと記憶しています。
焦げた部分も香ばしさがいいアクセントに。キャベツの甘みも広がるしっとり系のチャーハン。これがウマいんです! これ、初めて食べたときの驚きを今でも鮮明に覚えてます。それ以来、お邪魔すると必ず食べます。
その他のメニューも紹介しておきます。切り盛りするお父さんの人柄も良く、70年以上愛されている松島の町中華。おススメです♪
今回、松島離宮の近くの駐車場に車を停めて、自分の足でゆっくりと散策した松島。何度もお邪魔したことがあるけれど、まだ知らないことって多いなぁ~と、新しい発見にワクワクしました♪ みなさんも散策してみてはいかがでしょう?
DATA
》雄島
住所 宮城県宮城郡松島町松島浪打浜24
》観瀾亭(かんらんてい)
住所 宮城県宮城郡松島町松島町内56
電話番号 022-353-3355
観覧時間 8:30~17:00(11月~3月は16:30まで)
※抹茶などのラストオーダーは閉館の1時間前
》中華そば うちみ
住所 宮城県宮城郡松島町松島字仙随10
電話番号 022-354-2363
営業時間 11:00~19:00 21:00~24:00
※日曜営業
定休日 隔週水曜日