CBCテレビでは、堀夏喜（FANTASTICS）が主演を務めるドラマ「スパイの人事部」（月曜午後11：59、中部ローカル。TVer、U-NEXTで配信）が3月11日から3週連続で放送されます。
物語の舞台は、日本の安全を秘密裏に守るスパイ組織「N’IA（エヌ・アイ・エー）」。その中の人事部に異動になった元すご腕スパイ・守田守（堀)、外資系企業で人事を担当していたプロフェッショナル・滝川まどか（山崎紘菜）、広報部を希望していたが人事部に配属された新入社員・玉木香奈（大原優乃）、問題を起こしたくない人事部長・神宮寺竜太郎（近江谷太朗）でおくる、スパイ組織の人事部にフォーカスした一風変わったお仕事ドラマです。
ここでは、今回初主演を務めた堀さんにインタビュー。本作への思いや、撮影でのエピソードについて語っていただきました。
――まずは、ここまで撮影を振り返っていかがですか。
「全3話ということで収録の期間も短く怒濤（どとう）の撮影でしたが、登場人物も絞られた方々だったので、チームワークの良さも感じながら撮影できました。普段経験できない部署の仲間という人間関係も生まれて、すごく楽しい現場でした」
――今回初主演ということで、抜てきされた時のお気持ちをお聞かせください。
「もともとスパイ映画が大好きでいろいろ見ていたので、お話をいただいた時は本当にうれしかったです。グループ（FANTASTICS）の中でも主演を経験しているメンバーが何人かいるので、自分がようやくそのポジションに来られたというのもうれしく思います。あとは、監督もすごく伸び伸びとやらせてくださったので、気負うことなくできました」
――主演として現場で意識したことはありますか？
「気負うと硬くなってしまうタイプなので、あえてフラットにいこうと考えていました。また、守田という役柄は、はつらつとした体育会系の印象があったので、現場でも終始それでいようと心掛けていました」
――ご出身が愛知県ということで、CBCテレビで主演ができたのはいかがですか？
「地元放送局で主演というのはすごくうれしいですし、家族もいつも見ているので、喜んでもらえる知らせができて良かったです」
どれだけすご腕スパイだったのかを見せられるか意識しました
――監督が、撮影セットの中で堀さんが筋トレしているのを見て、そのシーンを実際に取り入れたと伺いました。
「撮影がライブツアー中だったこともあり、体を動かしていないとムズムズしてしまい…。筋トレをしていました（笑）。監督から、もともとワンカット筋トレのシーンを入れたいという話があり、懸垂だけの予定でしたが腕立ても入れてみちゃう？みたいな流れになり、撮影しました」
――先ほどチームワークの良さも感じられたとおっしゃっていましたが、共演者の方々の印象をお聞かせください。
「部長役の近江谷さんは同じ事務所ですが、共演は初めてでした。現場では最年長でありながらも積極的に皆さんとお話をされていて、たまにおやじギャグで場を盛り上げてくださいました。すごく頼りになり、愛される方ですね。大原さんは普段から明るく、その大原さんの笑顔で、みんなハードなスケジュールも乗り越えられたのかなと。山崎さんは最初、格好いいクールな方だと思っていましたが、とてもフレンドリーで打ち解けるのが一番早かったです。コミュニケーション能力が高く、見た目とのギャップが印象的でした」
――撮影で意識したことはありますか？
「元スパイ役で、スパイの姿を見せられるシーンはそこまで多くなかったので、その数少ない機会にどれだけすご腕スパイだったのかを見せられるか意識しました」
――最後に見どころや視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします！
「スパイという名前ですが、人事部にフォーカスしたことでなじみやすい作品になっています。皆さんが普段働いていて共感できる部分もたくさんあると思うので、照らし合わせながら見ていただきたいです。また、人事部に異動になり、最前線のスパイに未練がある守田がいろいろな困難を乗り越えていき、人事部に対する感情がどう変化していくのかも見守っていただけたらうれしいです」
【プロフィール】
堀夏喜（ほり なつき）
1997年8月6日生まれ。FANTASTICSのメンバー。近年の主な出演作は、映画「HiGH&LOW THE WORST X」、ドラマ「サブスク不倫」「少年のアビス」（ともにMBSほか）、「東京であざとく頑張って何が悪いの? 〜上京ガールの成長日記〜」（テレビ朝日系）などがある。
【番組情報】
「スパイの人事部」
3月11日スタート
CBCテレビ
月曜 午後11：59～深夜0：29
※期間限定で動画配信サービス TVer・U-NEXTで⾒逃し配信（第1話は12日深夜0：29～配信）
取材・文／N・E（TBS担当）
