沖縄署襲撃、組員に実刑 襲撃指示認定、那覇地裁

 沖縄県警沖縄署(沖縄市)で2022年1月、石や生卵を投げ護送車などを壊したとして、暴力行為法違反罪などに問われた指定暴力団旭琉会系組員岩下侑夢被告(23)に、那覇地裁は11日、懲役2年4月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。判決は襲撃の指示は認めたが、公判で検察側が主張していた首謀者かどうかは言及しなかった。

 小野裕信裁判長は判決理由で、被告が後輩らに「わちゃく(いたずら)しようぜ」などと言ったとして、直接、間接的に指示したと判断。集団による器物損壊を想定していたと認められると指摘した。一方で、被害が被告の想定を相当上回ったことを量刑に考慮した。

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