東日本大震災13年 職員40人が犠牲となった岩手・大槌町で追悼式 「同じ思いをしてほしくない」 遺族は教訓伝える決意新たに

2011年の東日本大震災発生から11日で13年です。多くの職員が津波の犠牲になった岩手県大槌町では旧役場庁舎の跡地で追悼式が行われました。

式では平野公三町長が追悼の言葉を述べ、職員や遺族らが花を供えて犠牲になった職員を悼みました。
東日本大震災で大槌町役場は当時の町長を含む職員など40人が津波の犠牲になりました。
当時、福祉課に勤めていた兄が行方不明となっている倉堀康さんは、震災の教訓を伝え続ける決意を新たにしていました。

(町職員の兄が行方不明 倉堀康さん)
「私たちのような震災で家族や大切な人をなくした人の辛い思いを今後の災害で味わってほしくないので、伝えていきたい」

東日本大震災で岩手県内では関連死を含め5145人が亡くなり1107人が行方不明となっています。

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