アルカラス、オジェ・アリアシムに完勝し3年連続の16強! タイトル防衛に「100%の力を出し切る」ことに集中

アルカラス、快勝で3年連続ベスト16入り

現地3月10日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク2位)は、第31シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同31位)と対戦。6-2、6-3の快勝で3年連続のベスト16入りを果たした。

アルカラスは、初戦となった2回戦でマッテオ・アルナルディ(イタリア/同40位)に第1セットを奪われるも、その後は持ち直して6-0、6-1と逆転勝ちで3回戦へ。この日は、直近で勝ち星を積み重ねられず苦戦しているものの自己最高で6位を記録しているオジェ・アリアシムと対戦。序盤から鋭いストロークをテンポよく放ってペースを握ると、1-2から5ゲームを連取。6-2で第1セットを奪うと、続くセットもピンチを迎えず2ブレークして6-3と完勝で3年連続となる4回戦進出を決めた。

試合後、アルカラスは「コート上ではとてもいい感じだった。1回戦よりもずっと高いレベルのテニスができた。これからも上げていきたい」と率直な感想を述べた。

昨季終盤からなかなか勝ちきれない場面があるものの、全豪オープン準々決勝敗退後は少し晴れた気持ちでオーストラリアを後にしたという。しかし、調子は思うように上がらず、ATP250ブエノスアイレスではベスト4、ATP500リオデジャネイロでは初戦の試合開始2ポイント目で足首を負傷し途中棄権。「自分らしくいることが難しかった」とした。

それでも、「ちょっと自信がなくなっていて、練習で必死になっている。毎日自分らしくいようとしているんだ。1試合目の第1セットは苦戦したけど、少しずついいところを見つけてプレーできるようになった」と前を向く。

ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会。「タイトルを防衛したいのなら、まずやらなければいけないことは、去年タイトルを獲ったことを忘れること」と勝ち負けにこだわらず、「とにかく100%の力を出し切る」ことに集中する。

4回戦では、昨年のATPマスターズ1000ローマ大会3回戦で3-6、6-7(4)で敗れ、「あの試合の後、どうしても彼と再戦したかった」というファビアン・マロジャン(ハンガリー/同58位)と対戦する。

© 株式会社キャピタルスポーツ