福島県楢葉町では10日、震災と原発事故の記憶の伝承について考える催しが行われました。
この催しは、震災と原発事故の教訓を伝え、今後の防災につなげようと開かれたもので町民などおよそ200人が参加しました。楢葉町は、震災で11人が亡くなったほか、原発事故で一時、全町避難を余儀なくされました。
現在、町の人口は、4300人あまりと震災前の半分ほどに減少していて、地域住民が参加したトークセッションでは、対応にあたった消防団員が「当時の記憶を若い世代に語り継いでいくことが重要」と訴えました。
参加者は、それぞれのあの日、あの時を振り返っていました。