ロシア大統領選控え米国務省と接触=アントノフ駐米大使

[11日 ロイター] - 在米ロシア大使館は、今週行われるロシア大統領選挙を前に外交使節団の安全を確保するため、米国務省と緊密に連絡を取り合っている。ロシアのアントノフ駐米大使が11日に明らかにした。

アントノフ氏は大使館のテレグラムチャンネルで、「挑発行為が絶えない中、大使館は冷静に対応している。国務省のシークレットサービスと緊密に連絡を取り合っている。米国人が外交使節団の安全を確保する義務を果たすことを期待する」と語った。

どのような挑発行為に言及しているのかは明言せず、バイデン政権の「ロシア嫌悪発言は度を越えている」と述べるにとどめた。

ロシア外務省は7日、駐モスクワの米国大使を呼び、ロシアの内政に干渉しないよう警告したことを明らかにした。

バイデン大統領は先月下旬にロシアのプーチン大統領を「狂った野郎(crazy SOB)」と呼んだほか、先週行った一般教書演説で、プーチン氏に向けて「われわれは立ち去らない」と述べた。

15─17日のロシア大統領ではプーチン氏の勝利が確実視されている。

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