舩山六段(高畠)が2連覇 県地区対抗囲碁大会

2連覇を果たした舩山悠介六段(中央)と準優勝の佐藤雅喜六段(左)、3位の本間信之六段=鶴岡市・愉海亭みやじま

 第63回県地区対抗囲碁大会(山形新聞・山形放送主催、日本棋院県支部連合会後援)は最終日の10日、鶴岡市の愉海亭(ゆかいてい)みやじまで総当たりの4、5回戦が行われ、舩山悠介六段(高畠町)が2連覇を果たした。2位は佐藤雅喜六段(山形市)、3位は本間信之六段(鶴岡市)だった。

 7回目の出場となる舩山六段と、初出場の佐藤六段は共に無敗で最終戦に臨んだ。舩山六段は中盤以降、厚みを生かして相手の弱みを突き、盤石な形勢とした。佐藤六段はヨセ勝負に持ち込むべく挽回を図ったが、押し切られた。

 閉会式では、日本棋院鶴岡支部の成沢辰己副支部長が舩山六段に優勝杯、3位までの入賞者に記念盾などを手渡した。「読みと読み、手筋と手筋の応酬で素晴らしい熱戦ばかりだった。県囲碁界のトップリーダーとして、さらに上を目指して力量を付けてもらいたい」と講評した。

 自身初の防衛戦を制した舩山六段は「前回優勝した際は1敗してしまったが、今回は(全戦中押し勝ちし)内容的にも満足のいく出来だった」と喜びを語った。

◆最終日の成績(上が先番、○が勝者)  ▽4回戦  佐藤賢一・五段 中押し 本間信之六段○ ○舩山悠介六段 中押し 田沢勝五段   池田義則五段 中押し 佐藤雅喜六段○  ▽5回戦 ○本間六段 7目半 池田五段   佐藤六段 中押し 舩山六段○ ○田沢五段 1目半 佐藤五段 

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